2026/02/17

【塩を控えすぎていませんか? ~予防医学から見る、減塩の弊害~】
減塩は至難の業、 効果にも疑問が……
味噌汁を一杯飲んだだけで約1〜2gの食塩摂取となれば、もはや汁物は不可能で、醤油などの調味料を使えばあっという間に10gに到達します
しかし、減塩について調べてみますと、この10gという数値に科学的な根拠はないようです
昭和63年にアメリカ・シカゴにあるノースウエスタン医科大学のスタムラー医師が食塩摂取量と血圧の関係について厳密な調査を行った結果『食塩摂取量と高血圧発症率との関係はないか、あっても弱い』という結論に達したとのこと
確かに高血圧で減塩するだけで血圧が下がる人は少数派な訳ですね
《逆に、健康に悪いのでは?》
さらに減塩についていろいろと調べた結果、驚くべき事に塩分を控えることは健康とはまったく逆方向であることが解りました
まず、血液中のナトリウムが減ると、腎臓から血圧を上げるホルモンが分泌されるのです
それ以外にも、さまざまな生活習慣病の悪化に結びつくような弊害もあるようです
過ぎたるは及ばざるが如しですね
《塩を控えすぎると ミネラル不足になる?》
減塩で問題となるのは、ミネラル不足になるということです
ミネラルとは?
具体的には塩の主成分のナトリウム、酸素を運搬する赤血球には鉄、骨や筋肉の収縮にカルシウム、その他にセレン、銅、亜鉛、マグネシウム、クロム、ヨウ素など、あるのかさえ解らないほど微量の元素を指します
そんなものが無くても良いと思う方もおられますが、『ミネラル不足の中でも、とりわけ亜鉛不足は若い世代での味覚障害の増加と関係している』というのは有名なお話です
このミネラル群はさまざまな代謝にも深く関わっているのです
これは『基礎代謝』や『新陳代謝』といった言葉でみなさんにもおなじみの体内の化学反応すべてを指し、すべての反応に対してミネラルはビタミンと力を合わせ『補酵素』というアシスト役として働きます
ミネラルが不足すれば代謝が滞り、特急列車が各駅停車になるようなものです
日本の鉄道網すべてがノロノロ運転になった状態を想像してみてください
大変、非効率的です
この大切なミネラル補給源の一つである塩をやみくもに減らしてはいけないのです
《精製塩は、ミネラルバランスが崩れた塩》
ただし、ミネラルの補給源としておすすめするのは天然塩に限ります
食卓塩と呼ばれる精製塩は、『塩化ナトリウム(NaCl)が99%以上』と表示されています
この高純度の精製物(塩以外も共通)が身体に取り入れられると、万病の元と言われる活性酸素が発生すると言われています
また、塩化ナトリウムしか無いため、体内でのミネラルバランスが大きく崩れてしまいます(ナトリウムと対をなすカリウムの存在が必要に)
このバランスが崩れると、体内ではナトリウムを捨てたり、細胞からカリウムを引っ張り出したりと、非常事態になります
特に、コスト削減のため、安い精製塩を使うのはおすすめできません
《ミネラルを補えるのは 体の組成に近い天然塩(天日海塩𓇼𓆡𓆉 ⋆)》
それに対し、天然塩(天日海塩)は塩化ナトリウムの他、カリウムを含むさまざまなミネラルからできています
この微量ミネラルがとても重要なのです
天然塩(天日海塩)は精製塩と異なり、ミネラルバランスが既に整っているため、身体への負担はほとんどありません
これでも納得できない方のためにダメ押しをしますが、医師が日常的に使うリンゲル液という点滴を調べてみてください
これは血液の成分に合わせて作られています
この点滴を見る機会があれば、ぜひご覧ください
『塩化ナトリウム』という表示を見つけるのは容易なはずです
ちなみに、点滴500㎖には、塩化ナトリウムが3g入っています
入院すれば2〜4本、すなわち6〜12gの塩化ナトリウムが血液に直接入るのです
点滴の注意書きには、高血圧の「こ」の字も記載されておりません
医療現場ではなぜ、食事の塩を減らしているのに、点滴で塩を入れるのでしょうか?
なぜ何ともないかは、点滴のミネラルバランスが整っているからなのです
海水、羊水、血液、点滴(リンゲル液)の組成は極めて似ているのです
そして、体内ではミネラルバランスを調節する優れた機能を持っている
結論としましては、『日常の食卓では天然塩(天日海塩)をおいしく取り入れた方が健康的』だということになります