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【ベージュのおっきな猫🐈お兄ちゃん】

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【ベージュのおっきな猫🐈お兄ちゃん】

 

目のキリとしたお兄ちゃんて呼んでたおっきな猫さんは最後までかっこよくやさしかった

ちゃんと会えました
お兄ちゃんは私の声を聞いててくれたのじゃないかと思います

みんないつもどこからか具合が悪くなってからやって来る

うちの子が窓越しに話しているのか……もです

もうダメだろうと思ったこ

発症してお顔がずるずるだったお兄ちゃんは生粋の地域猫さん

でも、私の用意したものを数種、得体の知れない食べたことのない味だったろうに

そこだけ分かっているかのように1週間通って食べてくれました

細胞が痛みを感じないようにといつも考えるものたち

1週間でそのずるずるはとれたあと、気が付くと

その愛想ない猫さんは私の送りと迎えを毎日してくれるようになりました

ある日いないと思って仕事に行きかけて、気になり車の窓から振り返ると背中が見えて…お兄ちゃん!よかったね!元気でいてね!大好きだよって声をかけたら

振り向かずにしっぽをずっとブン、ブンブンブンと振ってくれて

我が家にはたくさんの子がいるけれどお兄ちゃんは入って来なくて

そのまま何年か経ちました

そんなある日、会えなくなりました

この数ヶ月探していました

この子は歩く範囲が本当に広くて、うちの子🐶のお散歩に遠くを歩くと、なんか見た事ある…似てるなぁと思っていると

あるおじちゃんに頭を撫でられてました

ギュッギュッと……そんなことをさせるのか、このおじちゃんには

ある日、お兄ちゃんは下痢をしたらしくおじちゃんは整腸剤をせっせとあげたと言っていました

整腸剤ね……と思いつつ

大事にされているんだなぁと覚えていた整腸剤のおじちゃんに聞いてみたらわかるかもと

でも出会えなくて中々

今日はあることでお空を見上げてたんです

電話が鳴って母から

整腸剤のおじちゃんに会えたと

ゆかちゃんに言わないとって

お兄ちゃんは食べられなくなってておじちゃんの所へ行ったそうで

おじちゃんはお布団をひいてあげたそうです

そして、お兄ちゃんは3日目にお布団の上で亡くなったと

お布団の上で大好きな人が見守る場所でだったことは分かりました

おじちゃんにありがとうと

もう心配しなくても大丈夫なのと

先にいってしまった
もう探してもいないんだと

泣きました

かっこつけてと思い泣きました

最後にみたお兄ちゃんは、背を向けて歩いていました

お兄ちゃんって呼んでも歩いて行くのですが

どこに行くの?と聞くとピタっと止まって、何度も

それがお兄ちゃんと私の最後に会った日のことでした

車にひかれたのか
台風なのか
いじわるされたのか
病気なのか

ずっとずっと心配していて

あることで空を見ていたらそんな電話がありました

その時、白い蝶がまとわりついて

同じようなことが前にもあるのですが

ある人と違う場所で同じ日に見た不思議な黄色の蝶も

いつもあることをすると現れる白い猫さんも

私は魂になっても

その世界はどんな風か全く分からないのですが

確実に、声や心は届くというか

必ずお返事がきていることに気が付きました

見逃してしまいそうなのですが

それがどういう訳か、ちゃんと見逃さないように

不思議と、必ず何かしらの形で

お手紙みたいに届くのです

もうあったかい場所にお腹いっぱいにいるのだと思います

私の世界の方が過酷ですしね

こちらの世界でできることを済ませてから

もふもふな世界が待っている

また、そちらでも忙しくしているかもですが

今は今を一生懸命

だれかの笑顔を絶やさないよう

がんばりたいです

それはそうと

怖い目の猫さんはですね

平気ではなくお外が寒くて怖くて空腹だからお顔が変わったのですが

お家に入るとお顔は変わります

お家にと思います

ポヨンとしたお外の子は逆に道路に飛び出したり

険しいお顔は一生懸命生き抜いた証ですね

やさしいやさしい可愛いこだから、そうなったのだと思います

人は苦しいを笑顔で隠せますが、できないだけなのです

また会える日を信じています