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必読➬【暑い季節には脳梗塞にご注意を?】

 

【暑い季節には脳梗塞にご注意を?】

 

脳細胞に酸素や栄養がいかず細胞が壊死する病気です

寝たきりなど重度要介護の原因の4割、認知症の原因の3~4割は脳卒中がきっかけとなっています

脳梗塞の原因は体の水分不足や冷えなどによって血液の巡りが悪くなることも一因にあります

 

?健康は良質な血液の巡りから

血液は体中に酸素酸素と栄養を運んでいます

体の正常な機能の維持には綺麗な血管、血液、血流が大切です

 

?血液の巡りが悪くなると……

胃腸の機能の低下や夏バテの原因疲れだるさの原因にもなります

 

 

【夏に気をつけたい、健康のポイント?】

 

夏が近づき、暑さも本格的になってまいりました

例年この暑さが体に大きな負担をもたらしますが、今年は感染予防の為のマスク着用が熱中症のリスク拡大要因とも言われ、既に様々な情報媒体で注意喚起が行われています

これからの季節、気をつけておきたいポイントをまとめて整理してみました

健康にお気をつけて夏は本番に備えましょう

 

『暑いと体にどんな変化が起きるの?』

 

人間は周りの環境(気温や湿度など)が変化しても常に体温を36.5度に保つことで安定的な生命活動を行っています

ですから、外の気温が30度を超えるような環境下でも、さまざまな機能で熱が体の中にこもってしまわないような調整機能が働いています

 

①汗をかく

その働きの代表が『汗をかくこと』です
汗が乾く時に汗が気化熱となって体から熱を一緒に逃がしてくれます

 

②皮膚に血液が集まる

全身に熱を運んで体温を調整してくれているのが体中を巡る血液の大切な働きですが、身体の中心部に血液が集まってしまうと熱がこもってしまうので、気温が高くなると皮膚の方に血液が集まり熱の発散を助けます

さて、ここで注意したいことが二点あります

まず、汗をかくことで血液中の水分が少なくなってしまいます

血液は血漿という液体成分と血球という固体の成分(酸素を運ぶ赤血球や外敵から身体を守る白血球、出血を止める血小板)があります

液体成分が汗として出てしまうと、血液は粘稠度(粘り気の度合い)が高くなってどろどろになってしまいます

そうなると、細い血管などの血液が詰まりやすくなります

夏に脳梗塞が増えるのはこのためです

また汗をかくと、そこから水分と一緒にミネラルが漏れててしまいます

汗がしょっぱいのはこのためです

エネルギー(気)が汗と共に漏れててしまうと考え、常に動いてエネルギーを必要とする心臓に負担がかかるとめ考えます

もう一つ、皮膚がに血液が集まるとその分内臓に血液が少なくなります

そうすると、内臓がうまく動けず働けずエネルギーの吸収や排泄に働く胃腸の機能は低下して、食欲不振や夏バテの原因になります

さらに、今年はマスクによる息苦しさ、熱の発散が悪くなることで、熱中症の危険度がより高まります

ストレスも高まります

体にかかる大きなご負担を上手に減らす対策が必要です

 

 

【私たちからの健康提案?】

 

①マスクやクーラーを上手に使う

マスクの目的は自分自身の咳などによる飛沫が飛ばないようにするエチケット(飛沫感染予防)が第一ですから、人が密集していない場所で常にマスクをしておく必要は薄いと考えます

密集密接の状態を避け必要のないケースではマスクを外すといった工夫も熱中症対策として大切です

またクーラーを上手に使うことも考えてください

高齢になると暑さや喉の渇きも感じにくくなり、ご自分が思っているよりも体に熱がこもってしまっていることがありますよ

 

②水分ミネラルの補給を行う

血液がドロドロしないように、水分塩分を撮りましょうというお話は、常識になりましたね

マスクをしているとマスクを取るのが面倒くさくて、と水分補給がおろそかになってしまうことも多いようです

またクーラー(温度)もそうですが、高齢になるとご自身の喉の渇きを感じるセンサーも衰えてきます

水分補給の時間を決めて、その時間に水分を補給するというのも一つの工夫かもしれません

そしてもう一つ水分は、胃の中でちゃぽちゃぽしていても意味がありません

血液の中に入っていって初めて水分補給です

水分だけが増えてしまうと腎臓や心臓に負担をかけてしまったり、冷えやむくみを助長することにもなります

血圧が高い方も循環血液量が増えてしまうので注意が必要です

こういった点も含めて、是非、専門家のアドバイスに耳を傾けてみてください

 

③血流を良い状態で保つ工夫を

はじめにも書きましたように、血液には体温を調整する大切な役目があります

汗をかいて血液はドロドロしがち、体表(体の表、皮膚)に血液が集まって、全身に血液を送る心臓も疲れがち


つまり、夏は血液の循環が悪くなってしまう季節だと言えます


アイスクリームなどを食べると、その瞬間一時的体温を下がりますが、すぐに元の体温に戻ってしまいます

しかし、血流が良い状態を保っておくと、熱が徐々に発散されて熱がこもりにくい状態が維持されます

冷たいもので胃腸を冷やすと内臓の機能が低下します

また機能低下したところに水分だけを入れると、食べ物を消化する胃酸が薄まって、より消化しづらくなり余計な体力低下、夏バテを招いてしまいます

 

①②の工夫を取り入れながら、体温調節の基本となる血流改善をしっかりと進めていくことが大切なポイントです

血流改善を意識した生活習慣を心がけたいですね

夏を快適に過ごせますよう

生活養生を見直しながら元気に猛暑を乗り切っていきましょう

 

疑問点や心配なこと、生活習慣改善や水分補給対策などは、店頭でお気軽にお声かけください


令和2年7月22日
いずみ薬局 柴田 裕佳?