2019/10/22
原因と結果、本質と現象、あの世とこの世それらは一つの循環で繋がっている例えば雨が降って地面にできた水たまりが時間が経つと消えていく。それは温められた水が水蒸気になるからで上空で冷やされた水蒸気が雲になってまた地上に降り注ぐこれも一つの循環。水に限らずどんなものもエネルギーが高くなればなるほどその粒は細かくなり回転数が速くなり抽象的になり目に見えなくなっていく。形あるものは形のない状態になる事をエネルギー化、逆にエネルギーが物質になることを物質化とか現象化という。目に見えない世界にエネルギーや本質や原因があって、目に見える世界に物質や現象や結果となって現れる、このサイクルの中であらゆる生命、自然現象は流転し永続している。
人生に起こるさまざまな出来事も、この瞬間の1部であり、全ての出来事の背後にはたくさんの原因が絡み合っていて、本質とも繋がっていて、エネルギーがうごめいている。晴れの日が続き過ぎるといつか大雨になるように。好物ばっかり食べ過ぎるといつか病気になるように。ひとり勝ちしすぎるといつか恨みを買うように。全ての現象は過ぎるという状態を嫌がり変わり続けようとする。願望が叶って一時的に良い思いをしてもそれを独り占めしたり犠牲を省みなかったり結果や富や形あるものに執着すると、エネルギー化されない分が借金みたいに膨れ上がって、負のエネルギーかが起こって最悪の場合、全てを失ってしまう。アトランティス大陸のように海の藻屑と消えてしまう。そうならない為にも人生において何かを失ったり負けたり損したり盗まれたり奪われたりすることの深い意味を循環をヒントに感じていたい。与えるから与えられる。別れがあるから出会いが訪れる。理不尽なことを乗り越えるから才能が目覚め、敗北を知るから真の勝利が得られる。失敗を重ねるから成功する。これらは失ったものがエネルギー化された後、形を変えて現象化して再び帰ってきたことを意味していて。別れにもきっと深い意味がある。それは憎しみにも苦悩にも敗北にも失敗にも悲しみにも意味があるように。そこを踏まえられたら、循環はいよいよ最大限の効果を発揮する。一生幸せが続くような出会い、もう死んでもいいみたいな愛。最大の敵が最強の味方になるような勝利。失敗してよかったと心底思える成功願望はそうやってドラマチックに叶うのかな。そんなお話を聴いたことがある。神様がいるいないよと論じるよりも実際に人が安心に包まれは神様がいるとしか思えないような静寂で謹みに溢れた気持ちになれるような生き方をすることの方がはるかに大事だと想う。そこにいるだけでみんなが安心する。話すだけでみんなが安心する。書いた文章を読むとみんなが安心する。歌を歌うとみんなが安心する。会社を経営すると社員は安心する。そういう人間になりたい。安心する時には光が集まりその光を呼吸と共に吸い込む。言葉やイメージで方向付けるのもいいね。肺の悪い人は何か憧れを持つと肺が良くなるように、呼吸を整えてから全てはじまる。口から静かに吐き、落ち着いてゆっくり鼻から息を吸ってこの繰り返しを。困ったときに調子の悪い時は大抵呼吸が乱れているから。次に言葉。大丈夫。できた。良くなった。自分の細胞を誘導するイメージを。嬉しい楽しい気持ち、誇らしい気持ちなど人生で最も感動した場面の感情を取り出してもいい。そうやって集められた光を料理に向けたら最高の食事になるし勉強に向けたら勉強が楽しくなって成績が上がる。会話に向けたら言葉はエネルギーなんだと実感する。コーヒーに向けたら好みの味に変化する。マッサージに向けたら痛みが消える。美味しい食事が作れるのも、触っただけで痛みが取れてしまうマッサージもみんな心の中に答えがあるよ。遥か彼方の一つの世界は一線を超えた世界には日常からかけ離れた特殊な世界ではなくて、むしろ逆でごく普通の日常の中にこそあるのだと感じる。勉強も恋愛も家庭も仕事も行く先は皆同じ。それはもう何もいらないと思えるほどの幸せを感じること、それができたら。次は私が誰かを幸せにする番が来たということ。自分と相手。自分と風。自分と太陽。自分と環境。自分と地球との間に一切隔たりが存在しないかのような一体感と安心感。 日常の中でそれを感じられるように生きたいし共有したい。それに努力なんていらない。それを忘れていたよ。