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?第九章【日本人の肝臓に忍び寄る危険シグナルの数々……現代人の肝臓が危ない】

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?第九章

【日本人の肝臓に忍び寄る危険シグナルの数々……現代人の肝臓が危ない】

 

昔から肝心(腎)要(かなめ)とも言われ健康上を最も気にかけられてきた臓器である肝臓……

 

今、現代人の肝臓は数々と危険なシグナルの中で喘いでいると言われています

 

比較的自覚症状がないことから『沈黙の臓器』とも言われている肝臓ですが、その不気味な静けさの中をリサーチしてみると、驚愕の事実が数々、現代人と肝臓の深刻で危機的な関係が浮き彫りになってきました

 

年々増え続けている死因第1位の『癌』

 

特にその中でも肺癌・胃癌に次いで、第3位にまで急上昇してきた肝臓癌の背景要因がクローズアップされてきています

 

肝臓を癌に追いやるものとは一体どんなものでしょうか

 

早速、現代の肝臓事情をリサーチしてみましょう

 

 

?フォアグラ化の現代人急増する若年層の脂肪肝

 

人間ドッグの全国集計結果の第一位が肝機能異常

 

これまではその原因としてアルコールや喫煙がやり玉にあげられてきましたが、今それ以外の原因で肝臓障害を起こす人が急増しています

 

その原因とは『脂肪肝』

 

食生活の欧米化・運動不足・不規則な生活リズム・ストレスなど、様々な要因が脂肪肝を作り上げていると言われています

 

それだけに『酒タバコを飲まない・太っていない』と言っても決して安心はできません

 

三千人を対象としてある健康診断検査によると五人に一人は脂肪肝であり、脂肪肝予備軍は二人に一人とも驚愕する事実が浮かび上がってきました

 

特に注目すべき点は若年層に隠れ脂肪肝が急増していることが指摘されている点です

 

本来なら新陳代謝機能が一番盛んであり、肝臓に脂肪がたまるなど考えられない世代に広がっている脂肪肝の影……

 

フォアグラとは膨れ上がったガチョウの脂肪肝のことですが現代人の肝臓は次第にフォアグラ化しつつあるのかもしれません

 

油の塊でボコボコになった肝臓は重要な肝機能を著しくダウンさせてしまいます

 

実はそのことが大変な問題と言えるのです

 

 

?化学汚染の全ては肝臓に持ち込まれます
『食の安全神話崩壊』の末期的状況
『年平均4kg摂取の食品添加物』

 

最近の報道でも明らかなように、今や食の安全神話は完全に崩壊してしまいました

 

報道のどれもが消費者が賢くなっていくことしか解決方法はないことを伝えています

 

しかしそれだけに農薬汚染・食品添加物などに留まらず、私たちを取り巻く環境の全てに使用されている化学物質はすべて一度は肝臓を経由されるという事実に今目を向けていかなければなりません

 

肝臓は24時間眠ることなく、それら化学物質を無毒化しながら、約2000にも及ぶ仕事をこなし次々と健康な血液を作り出しています

 

そうでなくても油でギトギト、代謝機能がダウンしているところに日本人は年平均4キログラム摂取とも言われる1402種類もの食品添加物をはじめとする体内に取り込まれる化学物質の数々……

 

その過剰な汚染のために日本人の肝臓は次第にオーバーワークとなりつつあるのは否めない事実なのです

 

体内汚染物質はそのまま蓄積脂肪の中に溜められて代謝機能の障害物となっていきます

 

肝細胞の代謝が悪いために更に肝臓が『脂肪と肝毒性物質』で汚染されるという悪循環の構図がそうして次第に形成されていくのです

 

やがては精神疾患へ波及する恐怖の肝臓病への第一歩がこうして進行していきます

 

高血圧・心筋梗塞・脳血栓・食道静脈瘤・動脈硬化・肝性糖尿病・精神機能障害・肝性脳症・腹水そして慢性肝炎・肝硬変・肝臓癌……

 

そして、こうした事態につけ入る死神のように陰で肝機能障害を演出しているものが、他ならぬ肝炎ウイルスであると言われています

 

過去の医療行為の中で知らないうちに感染し、気づかないうちに進行

 

気づく頃には肝硬変・肝臓癌などを発症してすでに手遅れということも多いために静かに忍び寄る殺人ウイルスと呼ばれているC型肝炎

 

肝臓癌の原因の八割はこのC型肝炎ウイルスが関与しているとも言われています

 

日本におけるキャリアはおよそ200万人、そのうち100万人が慢性肝炎、20万人が肝硬変、3万人が肝癌になると言われており、年々増加の傾向をたどっています

 

インターフェロンや抗ウイルス薬の新しい治療法も治癒率と副作用のいたちごっことなってしまうのも実情のようです

 

しかしここで注目されることは、ウイルスそのものが直接、肝細胞のDNAなどを破壊しているわけではなく、ウイルスを異物と認識して攻撃する免疫システムが肝細胞を傷つけてしまうことが原因であるという点です

 

ウイルスキャリアの全ての人が発病するわけではない理由もそこにあります

 

免疫力・自然治癒力の充実している人がウイルスと同居できることも十分説明がつきます

 

こうした事実と前述の二つの要因とはやはり決して無関係ではありません

 

食によって追い詰められた肝臓と、食によって支えられた肝臓とでは後の方向性を異にしてしまうことは十分に考えられ、むしろ大きく関与していることが明らかです

 

自然療法と食事療法を極めた、オールマイティーの液体も環境を知らなければ、宝の持ち腐れです

 

どれだけ重要に、貴重と思え、行動できるかさえも、環境を把握されているかどうかに尽きます

 


つづく……


令和4年3月8日
いずみ?.*