2020/05/19
【Treg細胞は暴走免疫のブレーキ細胞】
免疫系は様々な病原体に対する防御に不可欠ですが、その一方で不適切に活性化すると、自分自身を攻撃してしまう『自己免疫疾患』を招く為に正しく制御(ブレーキ)されなければいけませんよね。
今の医療では、例えば膠原病、リウマチ、ガン患者さんに免疫抑制剤を使う時、『あなたの免疫は物凄く高いから、免疫抑制剤を使うんだよ。』と言われた方もおりました。
そのせいで、『免疫は高いくらいなので、今の状態も大丈夫、私は感染しないの』とお話されたのを聴いて驚きました。
言葉は良さそうですが、全く違いますよね。
免疫が高いのではないのです。
正しい免疫応答とは、『必要な時に様子を見て立ち止まり』、『必要な時に防御して』、『不必要な時には何もしない』事ができることを言います。
つまり、自己免疫疾患とはその逆のことを言い、『免疫エラー』若しくは『免疫の痴呆症』が起きている状態と言えば分かりやすかと想います。
自己を攻撃するくらいの免疫異常です。
例えば、制御性T細胞(Treg細胞は、免疫系の過剰な活性化を防ぐ重要な役割を担っており、この細胞の機能が低下しているマウスでは様々な自己免疫疾患を発症しやすくなったり、潰瘍性大腸炎などの炎症性疾患の症状が悪化することが分かっています。
DNAに結合している遺伝子の発現を調整する転写因子と呼ばれるタンパク質のひとつであるJunBは、発生や骨、皮膚の恒常性維持に関与することが以前から知られていましたが(ヘルパーT細胞でのJunBの役割については長らく不明であったのですが)、これが少ない、これが欠損しているマウスではIL-2受容体の発現低下及びIL-2産生減少によりTreg細胞の分化が不完全であり、Treg細胞数が減少した為に過剰な免疫応答を抑えることができなくなり、DSS誘導性などの大腸炎の重篤化のような病態への増加が起こりました。
結局、正常な免疫応答とは、過剰であってもダメ、低くであってもダメ、バランスが良くなくてはダメだということです。
弱い免疫、Treg細胞が少ないような免疫は免疫のエラーが起きているということ。
弱いわんちゃん程、キャンキャンと過剰に良く吠えます。向かっていき、とても危ないですよね。
つまり、免疫の痴呆症が起きているということは、戦うべきでない細胞にまで、剣をふるい、サイトカイン、炎症反応を過剰に起こし、自己の細胞も傷つけてしまうことにより命の危険が訪れているというシナリオになります。
軽いのがアレルギー反応。
津波や地震の災害は目に見えた災害。
温暖化などの異常気象によって起こっていますが。
これは人間の100年足らずで行き過ぎた生態系をも乱した進化、発展による工業化、定常化によるしわ寄せ、環境汚染によるものではなかったでしょうか。
ですが、見える敵でも私達は環境を変えようとはしなかったですよね。何かを引き算しようとはしなかったし、そんな教えは来ませんでした。
だから、次は見えない敵が現れたのかも知れません。
一説には武漢ウイルス研究チームからの人工的なAIDS、SARS移植コロナウイルスなのか。
自然に生まれたものなのか。自然なら変異されつつ人工的な部分は淘汰されるはず。
特性は、単に肺を噛むウイルスなのか、微細な塞栓症を作るウイルスなのか、腸内細菌に関わるウイルスなのかと色々分かってはきていますが。
見えない敵に対抗するには見えないものを知るべきかと想います。
ご自身の体はご自身で動かしているのでしょうか。
そもそも酸素と糖質から始まり、それをエネルギーができなかった為に、細菌たちにアウトソーシングさせて、ミトコンドリアを使いエネルギーを作ってもらい、私達のカラダは生命を得ました。
更に、それらを動かしているのは、生体機能を維持する為の体内酵素や補酵素、そしてそれらに指令を出してるのは腸内細菌たち。
その細胞のひとつである、先ほどからお話ししているTreg細胞は、だいたい30代を機に生産を止めます。
何億と作っても5%しか司令官になるものは作れない、95%は役に立たないものが生まれます。
何度も何度もこれを繰り返すのは疲れてしまう為、だいたい30代でこの生産を打ち切ります。
その後はこの大切な制御性T細胞であるTreg細胞を一生かけてどのように温存するかですよね。
暴飲暴食せずに、この正常な免疫を保てていけるかというのが鍵なのです。
となると、他の免疫を何とか育てたいに行き着きます。
腸内細菌を育てることによって、そこから生まれる違う免疫も利用するという道も私たちにはあります。
ウイルスが入った時に正しい免疫機能があれば、必要があれば様子を見て、必要があれば抑制し、必要がなければ黙って何もしないでいられることが正常。
そのような免疫を作れるものは中々ないかと想います。
余談ですが。
サプリメントや何かしらひとつの電解質をとるだけでは、お話の中に大切な細胞学、人のカラダの仕組みと成り立ちの全体像が入っておりません。
Naだけ積極的にとってもそれが再吸収され体に残るとするのであれば、なおさらそれを是正しようと想いバランスを保とうと動くのは細胞たちです。
局所的な理論で免疫を語るのではなくて、細胞全体を見るとバランスよく物事を捉えないと危険です。
N aの摂りすぎで血圧上昇の根拠がないからということと、それすら無かった時代に要るという局所的に偏ったお話はいけないですし、細胞学や微生物学、体内生理学、生きた栄養学は今の西洋医学、4000年の歴史である東洋医学にも含まれてはいません。
自己免疫疾患のような病気に、そもそもなっている方は感染すると弱い免疫であるからこそ、怖がり、過剰に叩いてしまい、ついでに自分の体も傷つけてしまい、本体がダメになってしまうという流れがあるのは確かだと想われます。
その後の免疫システムを大切に使いなさいということを示すように、歳がいくと免疫システムに必要な胸腺もアブラに変わるということを言われた記述もあります。
50~60歳になられたあと、この免疫を簡単に上げるというのは本来ならば難しいこと。
ただ、Treg細胞だけが、免疫システムではなく、他にもいろんなものが腸から生まれるとしたら、腸管免疫を養う以外に方法がないということに繋がります。
腸内細菌により、私たちは牛耳られています。
ご自分の意思で自分の体をコントロールできると思ってる人はいつまでも病が治らないのと同じです。
腸内細菌に頼りアウトソーシングにより私たちはエネルギーを生み、免疫システムを正常化させてきました。
何か一つの物を取るのではなくて、丸ごとの理論、生きた生命元素というものをとって体を慈しむ方法が一番正しいと言えるでしょう。
感染しても無事に帰ってくる人はいます。
今の流行りのウイルスは肝炎ウイルスにも似ています。寄生はしたけれども、ウイルスは構ってもらえないと静かにすくみます。
結局、殺してるのはご自分の免疫エラーによる自己の過剰防衛による細胞破壊。
自己免疫疾患にならないカラダ作りが大切です。
よく寝て、よく噛み、よく笑い、体温を下げないカラダ作りをおすすめ致します。
~私の今と先の元気の作り方~
?プレミアム酵素
60ミリ×1日3~4回
※原液クチュクチュゴックン含む
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1日100ミリを分けて
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1日2~3回20ミリずつ
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