【薬を飲んで症状が取れたことと治癒は違う】

2021/10/24

現在、日本の医療で一般的に行われている西洋医学の目的は、正直に言えば、その場をしのぐことにありますよね

ご存知の対症療法の世界です

もちろん、痛みや発熱・だるさなどが取れるだけでも、お仕事やお勉強の支障が取り除かれ、ありがたいでしょう

でもそれは、病気が治ったこととは本質的に違います

症状が取れ、普段のように生活できるようになった状態は医学的には、『寛解』と言い、『治癒』とは言いません

その病気の原因がわかり、原因を取り除くことによって、同じ病気にはならない……少なくとも、なりにくくならなければ、本当に治ったとは言えないはずです

『西洋医学では風邪ひとつ治せない』

これが真の姿です

お医者さんにそう話すと、嫌われてしまうかも知れませんが……事実ではありますね

ちなみに、風邪は『急性上気道炎』と呼ばれます

主に、ウイルス感染により上気道鼻腔や咽頭などが炎症を起こしその結果、鼻が詰まったり、喉が腫れたり、咳が出たりする

これが『風邪』です

わかっているのは、症状を起こす原因がウイルスだということで、そのウイルスも何種類にも及ぶので、それに対する特異的な薬が作れないのです

いえ、もしかしすると、あえて作らないのかもしれませんね

お医者さまにとって、風邪の患者さんも同じ大事なお客さまです

そこで、熱があれば解熱剤、咳止め、喉の炎症を抑える薬など、いくつかの薬を出し、『二日くらい様子を見て、まだ具合が悪いようだったらまたいらして下さいね……』で終わりです

ほとんどの場合は、これで、風邪の症状はおさまり、患者さんは治ったと思い込み、『お医者さまにかかったおかげで、風邪が治った』と喜んでいるのです

西洋医学では『原因のわからない病気を治す』教育を受けてきている訳ではないので、『症状を抑えることだけ』のお薬で、自己治癒力が報じ込められてしまうこともありますし、すると、病気は治りにくく、新たな病気にもなりやすくなってしまいます

薬には、必ず副作用があります

ごく普通に飲まれているお薬によっても、命に関わることもあるのです

発熱や下痢も、同じです

熱はウイルスと体が戦っている反応熱です

それを、薬で無理やり下げる、これは戦いにストップをかけてしまったことになるわけです

下痢をした場合もそうです

下痢は腸で、ウイルスや細菌などを追い出しているから起こる症状です

安易に下痢止めを使うと、表面的には下痢症状は止まりますが、下痢を起こしているウイルス・細菌は、そこで増殖してしまい、治るどころかの時もあります

下痢と軟便、それが起きている理由も、異なります

自身の血液力をしっかりバランスよく保つことが、安心安全な環境作りだとつくづく感じます

宿主の思考が細胞の望む思考に寄り添うことができた方が病は少ないとうこと

病気になるには理由が必ずあります

病気は自分の生活の仕方や考え方が間違っていたことを示すメッセージ……警告です

体や心が、『もう間違った生き方はやめてください』という悲鳴であることが多いのです

だから病気は、人生を見直し、何が間違っていたのかに気づくチャンス

さらには、生き方を変えるチャンスでもあるのです

そこに気付き、自分を正した結果、奇跡としか言えないような回復を見せることがあります

ですので、本当に奇跡を起こしているのは患者さん自身であり、全ての患者さんに起こりうることなのです

自分の環境は、自分で毎日コツコツ守っていけますように?

いずみ薬局柴田裕佳